全国財務局長会議で『Basilisk』が話題に
2021年1月に発行された情報なので既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、北海道財務局による「最近の北海道経済の動向等について(全国財務局長会議報告資料)」にて、弊社の自己治癒コンクリートBasiliskのことが掲載されています。
財務局長会議とは
全国11の財務局長等が集まり、各地域の状況などが財務大臣等に報告される会議です。3カ月に一度開催されており、報告の内容は財務局のホームページから閲覧することができます。
北海道財務局ホームページ
今年1月に開催された会議では、北海道財務局調査の中から、「脱炭素に向けた取り組み」として弊社の自己治癒コンクリートBasiliskが紹介されました。
日本のCO2排出量
コンクリートは原料であるセメントを1㌧生産するために、0.8㌧ものCO2を排出しています。
日本での年間のセメント消費量(4200万㌧)から考えると、その量はなんと、およそ3400万㌧にもなり、環境に大きな負担をかけ続けています。
また、環境省・国立環境研究所のデータによると、窯業・土石製品製造業が放出するCO2は、国内の産業部門における排出量の8%に相当するのです。
AIZAWAの「脱炭素第一」
この問題に対して私達ができることは、全てのコンクリート構造物の長寿命化を図り、CO2のさらなる排出を抑制するということでした。
自己治癒コンクリートBasiliskは、コンクリートの表面に発生したひび割れを埋める活動を繰り返します。これにより鉄筋コンクリートは錆びから守られ、より少ないメンテナンス作業とともに、ライフサイクルコストの低減を実現できます。
更に、コンクリートが事実上の永久構造物となり、将来的にコンクリート使用量は削減できることで、セメント製造時に排出されるCO2の削減にも繋がるのです。
私たちは「脱炭素第一」を掲げ、コンクリート×テクノロジーという大胆な組み合わせによって、これからも脱炭素という困難で大きな課題に切り込んでいきます。